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【全身疾患と歯科治療】狭心症をお持ちの方への安全な歯科治療の取り組み

全身疾患と歯科治療  / 安心・安全な歯科治療

こんにちは。
今日は、全身疾患の中でも循環器の疾患である狭心症をお持ちの方に対して、当院で治療の際に注意している点についてお話しします。

狭心症は、心臓にある冠動脈が狭くなることで心筋への血流が減少し、胸の痛みを生じる疾患です。
また、胸の痛みが歯の痛みとして感じられる「放散痛」が起こることもあります。

当院では、狭心症の既往がある方にはまず丁寧な問診を行っています。
具体的には、
① いつから症状があるか
② どのような症状か
③ どのような治療をいつ受けたか
④ その後の経過観察の有無と現在の状態
などを詳しくお伺いし、現在の全身状態を把握するよう努めています。

必要に応じて、かかりつけの循環器科の先生に当院から直接お手紙をお送りし、医科との連携を取りながら安全に処置を行っています。

治療時には、
① 痛み刺激を与えないこと
② 心拍数を上げないこと
に十分配慮し、必要と判断した場合には生体モニターを使用しながら処置を行っています。

また、万が一の発作に備えて、ニトロールスプレー(発作時に口腔内へ噴霧し冠動脈を拡張させる薬)も常備しています。

私たち、鶴間のぽかぽか歯医者さんでは、
全身疾患をお持ちの方にも安心・安全に治療を受けていただけるよう、万全の体制で取り組んでいます。